2025–2026シーズンは「ワールドカップ選考基準の達成」と「全日本選手権優勝」を目標に、全31戦へ出場し、5か月にわたって各国で雪上練習を行いました。
選考基準となるFISポイントの獲得に向け、コーチ・トレーナーによる指導体制を強化し、心・技・体の底上げに取り組みました。シーズン終了時点で目標達成には至りませんでしたが、成長を確信すると同時に、悔しさを次の高みへつなげる重要な転換期となりました。
シーズン目標に対する結果
- トップ選手との差を0.5秒速くする
各大会でトップ選手との差が縮まっている手応えを得ました。 - 大会の滑りを練習からプラス0.5秒以内に収める
課題だった予選の滑りを改善し、練習より大会で速く滑れる場面も生まれました。 - 体重80kgを目指す
食事管理を継続し、80kgを維持しながらフィジカルレベルを高めました。 - 筋量を3kg増やす
目標を達成しました。 - 瞬発力と持久力を両立する
それぞれの能力を底上げし、連戦期にも体力面の不安を抑えました。 - 大会でのメンタルを安定させる
メンタルコーチの指導で安定性は向上。一方、技術面に由来するミスを減らし切れなかったことが次の課題です。 - 加速させるターンを基礎レベルへ落とし込む
新たなスキルとして習得することができました。
「フィジカル・メンタル・スキル」の3軸
限られた時間で身体能力を強化
仕事との両立を図りながら、筋力、持久力、瞬発力、体幹を効率的に伸ばすプログラムを実践しました。
分析からレース戦略へ
大会分析に基づく戦略立案を継続し、前年度の課題だった予選タイムが大幅に向上。決勝進出回数を増やしました。
感覚とデータをすり合わせる
主観的な感覚と客観的な滑走データを照合し、コーチとの対話から多角的に課題へアプローチしました。
主な大会結果
| 期日 | 会場 | カテゴリー/種目 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 2025/12/13 | ドイツ/Gotschen | EC/PSL | 22位 |
| 2025/12/18 | チェコ/Moninec | EC/PSL | 17位 |
| 2025/12/27・28 | 中国/Galaxy Ski Resort | AC/PGS・PSL | 11位・11位 |
| 2026/1/9 | イタリア/Folgaria | EC/PGS | 16位 |
| 2026/1/15 | オーストリア/Bad Gastein | EC/PSL | 12位 |
| 2026/1/16 | オーストリア/Bad Gastein | EC/PSL | 9位 |
| 2026/1/26・27 | 韓国/Phoenix Pyeongchang | AC/PGS・PSL | 12位・12位 |
| 2026/2/19 | 北海道/阿寒 | AC/北海道選手権/PSL | 6位 |
| 2026/2/20 | 北海道/阿寒 | AC/全日本選手権/PGS | 4位(3位) |
| 2026/3/7 | ポーランド/Bialka Tatrzanska | EC/PGS | 12位 |
| 2026/3/10 | ポーランド/Bialka Tatrzanska | ポーランド選手権/SL | 3位 |
| 2026/3/29 | スロベニア/Rogla | スロベニア選手権/GS | 10位 |
| 2026/4/1 | イタリア/Nova Levante | イタリア選手権/PSL | 16位 |
| 2026/4/4 | ブルガリア/Bansko | ブルガリア選手権/PGS | 8位 |
EC:ヨーロッパカップ/AC:アジアンカップ/PGS:パラレルジャイアントスラローム/PSL:パラレルスラローム。上表は活動報告書に掲載された成績上位の大会です。
2025–2026シーズンの主な活動
| 期間 | 活動 | 場所 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 8/20–9/11 | 海外遠征(KTAA) | ニュージーランド | 雪上・陸上トレーニング、ビデオミーティング |
| 11/19–12/29 | 海外遠征(KTAA) | ヨーロッパ/中国 | トレーニング、ビデオミーティング、大会出場 |
| 1/4–1/23 | 海外遠征(KTAA) | ヨーロッパ | トレーニング、ビデオミーティング、大会出場 |
| 1/25–1/28 | 海外遠征(KTAA) | 韓国/High 1 Resort | トレーニング、ビデオミーティング、大会出場 |
| 2/2–2/7 | 国内合宿(KTAA) | 北海道/北見市 | 雪上・陸上トレーニング、ビデオミーティング |
| 2/14–2/20 | 国内遠征(KTAA) | 国設阿寒湖畔スキー場 | トレーニング、ビデオミーティング、大会出場 |
| 2/27–3/3 | 海外遠征(KTAA) | 韓国/O2 Resort | トレーニング、ビデオミーティング、大会出場 |
| 3/4–4/7 | 海外遠征(KTAA) | ヨーロッパ | トレーニング、ビデオミーティング、大会出場 |
KTAA:K-snow Training Academy for Athlete(プライベートチーム)
2026–2027シーズン活動計画
今季は転戦数の増加により、調整と練習の機会が不足し、滑りの完成度低下からミスを誘発したことが大きな課題でした。次シーズンに向けてトレーニング計画と大会戦略を根本から再構築し、シーズンを通してベストパフォーマンスを維持できる身体づくりに取り組みます。
オフシーズン
持久力と最大筋力を向上。筋持久力の弱点を伸ばし、練習の絶対量を増やせる身体をつくります。
オンシーズン
滑りの質と引き出しを増やしながら、フィジカルを衰えさせないよう滑走とトレーニングを両立します。
ハイシーズン
最大筋力を底上げし、より力強い滑りを実現。準備してきた身体と練習を信じて限界を超えます。
海外遠征予定
- 6月上旬〜7月上旬:ヨーロッパ遠征
- 8月中旬〜9月中旬:ニュージーランド遠征
- 11月上旬〜12月下旬:EU遠征
- 3月上旬〜4月上旬:EU遠征
次シーズンの目標
定量目標:トップ選手とのタイム差を1秒以内に収める/体重83kgを目指す/筋量を3kg増やす。
定性目標:瞬発力と持久力を両立する身体づくり/有酸素能力の向上/大会でのミスを減らし勝率を高める/戦略を練り上げ、勝てる状況を増やす。
長期的な目標
オリンピックやワールドカップなど世界の舞台で戦うことを目指し、フランスオリンピックを見据えて活動していきます。最終的なゴールは、オリンピックとワールドカップへの出場です。
| 期間 | 目標 | 目標達成のために |
|---|---|---|
| 2027 | 全日本選手権優勝/ワールドカップ基準クリア | 世界で戦える滑りを身につけ、自分の強みを生かす。 |
| 2028 | 全日本選手権優勝/ワールドカップ出場 | 世界で戦える滑りを磨き、メンタルと技術を向上する。 |
| 2028–29 | ワールドカップ出場 | 世界のトップの滑りへ近づき、メンタルと技術を向上する。 |
| 2029–30 | ワールドカップ上位入賞/オリンピック出場 | 世界のトップの滑りを実現する。 |
